歯の健康を守るための予防歯科
予防歯科でメインの役割を務めるのは、歯科医師よりもむしろ歯科衛生士です。当院では衛生士担当制を導入しており、患者様の口腔内について誰よりも把握している衛生士が歯の治療前後の経過を観察するだけでなく、歯石の除去やクリーニング、ブラッシング指導やお口の健康のアドバイスを行って、患者様のお口の健康をしっかりとサポートします。これまでセルフケアの習慣がなかったご高齢の方も、当院の予防歯科を受けていただいたことでお口の環境が大きく改善し、今では定期検診に欠かさず通われているという例が数多くあります。特にご自身での歯磨きが苦手な方は通院の頻度を高くしてこまめに衛生士のクリーニングを受けていただくことが必要となりますが、診療所をビル内の5階からアクセスしやすい1階に移転することで、より通いやすい環境が実現しました。来院が難しい方のために訪問歯科もご提供して、全ての方のお悩みに対応できるよう万全の体勢を整えています。
予防専用の個室診察室をご用意
通常の虫歯などの歯科治療を行う診療室とは別に、予防処置を主に行う衛生士専用の個室診療室を院内に備えています。歯を削る音や他の患者様の声などが聞こえてこない、リラックスした穏やかな雰囲気の中で、気持ちよくクリーニングなどの予防処置を受けていただけます。高いスキルを身につけた衛生士がこの部屋で皆様のお口の健康を守り、維持していきます。
予防歯科メニュー
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スケーリング&ルートプレーニング
専用の器具を使い、歯と歯ぐきの間にある歯周ポケットに隠れている部分の歯垢や歯石を取り除く処置です。歯周病の改善に向けたもっとも大切な治療となります。
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PMTC
歯の専門家の手で、セルフケアでは落とせない汚れを徹底的に取り除く処置全般を指します。歯垢や歯石に加えて着色も落として表面をツルツルに仕上げます。
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フッ素塗布
フッ素を歯の表面に塗り、虫歯になりにくい歯を作っていきます。フッ素が歯に取り込まれることによって、虫歯菌が出す酸に負けない強い歯になります。
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ブラッシング指導
患者様一人ひとりの歯の大きさや歯並びに合わせて、的確にプラークを除去できる正しいブラッシング方法を歯科衛生士が優しく指導します。
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シーラント
親不知や6歳臼歯などの生えかけの歯や、奥歯の溝などの歯垢の溜まりやすい箇所に、歯の溝を埋めて虫歯を防止する処置です。
予防歯科の流れ
1初診・お口のチェック
患者様のお口に関する悩みやご希望内容をお伺いしてから、虫歯や歯周病などのトラブルがないかチェックを行い、ご説明させていただきます。
2歯磨きレッスン
丁寧に歯磨きをしているつもりでも気づかないところに磨き残しがあるものです。患者様一人ひとりのお口の環境に合わせたブラッシング方法を歯科衛生士が指導させていただきます。
3歯垢・歯石除去
歯垢(プラーク)を溜めたままでいると石のように硬い歯石となってしまうため、歯ブラシで磨いても簡単に落ちません。歯科衛生士が専用の機械を使用し、丁寧に歯垢や歯石を除去します。
4セルフケア
歯と歯ぐきのアンチエイジングにおいてはセルフケアがもっとも効果的です。歯科医院でお教えする正しい歯の磨き方をご自宅でも実践していただきます。
5定期通院
お口のトラブルに早く気づくためにも約3ヶ月に1度の継続したメンテナンス(予防)をおすすめしております。セルフケアは大事ですが磨き残しが出ます。その磨き残した歯垢が固くなり歯石に代わるのが一般的に3か月と言われています。なので3か月に1回来院しメンテナンスすることが大事になります。もちろんセルフケアが上手な方は4~6か月に1回と間隔を伸ばされています。